ドクダミ

このごろは、ドクダミが開花してその主張が目に入る。

ドクダミをよく見ると、4枚の花弁のうち1枚が長くなっている。

なぜ長くなっているのか調べてみたところ、よく分からない。

しかし、それよりもこの白い部分は花弁ではなく、花弁は真ん中の黄色い部分らしい。

ドクダミはライバルの多い場所では背を高くしている。

なんとなく路地裏に低く密集しているイメージだったけど、そんな顔も見せる。

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ドクダミのにおいの素はデカノイルアセトアルデヒドと言い、抗菌作用があるらしい。

もともとドクダミが自分を守るための成分で、このにおいのせいで草むしりが嫌になる人間がいればドクダミの目論見は遠回しに成功している。

 

近ごろ、ドクダミ畑のような場所を見つけた。

ドクダミも広い場所があればこうなる。

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灰皿

灰皿はなかなかコレクション性のある品物だ。

僕はシンプルな皿形の灰皿が好きだ。

工事現場にあるぼろぼろの朱色のスタンド灰皿も趣がある。

今時の喫茶店にある小さな茶色い灰皿もなかなか可愛い。

ホテルのラウンジにある、ぼやけた銀色の灰皿もいい。ホテルの名前が印刷されていると、尚いい。

そんな僕は雑貨屋で見つけたアルミ製の丸くて軽い灰皿を使っている

 

財布

僕は10年以上、同じ革製の財布を使い続けている。

 

角は穴も空いてるし、黒く汚れている。

 

両親から貰ったものだけど、父はたまに会えば僕の財布を見て、財布は定期的に買い換えた方が良いと言う。

 

仏道

自分の願い事をやりとげてから後で、ひまがあって仏道に心を傾けようと
するならば、願い事はなくなるはずがない。
幻のような人間の生涯の中で、どんなことをやりとげようとするのか。
何もする必要はないのだ。
願うことは、みな正しくない考えである。願い事が心に生じたならば、あやまった考えがわが心を迷わせ乱すのだと自覚して、その一つをもやってはならない。
即座にあらゆることを放棄して仏道に心を傾けるならば、心に何の障害もな
く、身になす行為もなくて心身ともにいつまでも安静なのである。

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