下り最大360m

時計の針は、下りの方が早いと感じる。最初は時計の針が重力に従うから、下りの方が早いのかもしれないと考えた。
しかし、それでは時計としての役割を果たせなくなる。
では、上がりが遅いからその分でぴったりになっているのではないかとも考えたが、そうでもないらしい。時計の針は下りも上がりも同じ時間をかけて移動するようだ。
私は55分から1分になるまでが本当に長く感じる時がある。あれは、やはり一番上がり切る時が時計の針は大変なんだと考えた。
反対に25分から30分になるまではとても早い。時計の針は重力に従っているだけだから、早いのである。

このような現象を利用しない手はない。辛いことは、1分から30分の間にすればいい。何故なら時間は早く進む。楽しいことは、30分から1分の間にすればいい。何故なら時間は遅く進む。
誰も知らない時間論と活用術を皆さまに教えたつもりだ。
ただいま、32分。昼寝をするには最適な頃合いだ。