2017-05-12 仏道 雑記 写真 自分の願い事をやりとげてから後で、ひまがあって仏道に心を傾けようとするならば、願い事はなくなるはずがない。幻のような人間の生涯の中で、どんなことをやりとげようとするのか。何もする必要はないのだ。願うことは、みな正しくない考えである。願い事が心に生じたならば、あやまった考えがわが心を迷わせ乱すのだと自覚して、その一つをもやってはならない。即座にあらゆることを放棄して仏道に心を傾けるならば、心に何の障害もなく、身になす行為もなくて心身ともにいつまでも安静なのである。