哲学するとは何か

殊に哲学に関する批判は、人批判性を多少なりとも含んでしまう。それは哲学が理論の提示では、哲学しているとは言えないように、自分の生き方が哲学しているかを考える際には重要になるからだと思う。だから生き方に関する批判的性質が少なからず含まれてしまう。それ故に哲学に関するディベートは、内省に役立つ。

 

哲学するとは、つまりどう生きるかへの配慮する行為によって完成する。

生き方に哲学が生きている状態が哲学者だと思う。もっと軽率に言えば、ライフスタイルと言える。何故ならば、哲学の実践は、この貴方と私の人生のうえにしかありえないから。

哲学は宇宙のための学問ではない。この貴方と私の人生のうえのための学問だと考えている。それは、語りえないものを含んだ範囲を意味している。むしろ、哲学は、この宇宙以外の語りえないものを、拾いあげる役割があると思う。