サービス業であるが故に


フードサービス業界は就活生に聞いてみればきっと、行きたく無い業界トップ3に入ることは間違いないだろう。
学生自身、アルバイトをしていて、その業界について少し知っていたりなど、何かと身近なのである。
そんなこともあり、全く知ら無い業界に対し、幻想を抱いている学生もいないこともないだろうが。
さて、フードサービス業は文字通り、飲食業界の事である。ファミレスに行って出迎えてくれるのは、店長かアルバイトで、きっと総務の誰かがとか、人事の誰かが迎えてくれることは、まず無いに違い無い。
そして、店の従業員のほとんどがアルバイト・パートであるのも間違いない。アルバイトさんに命を握られているようなものである。
つまり何が言いたいかというと、フードサービスの車輪は店長やアルバイトなどの現場の人間なのである。
商売は客ありきではなく、従業員ありきなのである。従業員がいなければそもそも仕事は出来無いのである。
従業員に対するサービスの無い企業がはたして、顧客に満足するサービスが出来るのだろうか。またはたして従業員に対するサービスの無い企業が、顧客への満足するサービスを強制できるのだろうか。
フードサービス業界はまず従業員第一主義についてよく考えた方がよさそうである。内部から腐っていくのが目に見えている。